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世界思想社から刊行した檜垣立哉『食べることの哲学』と佐川光晴『おいしい育児』の刊行記念イベントを2018年4月29日に青山ブックセンター本店で行いました。今回はその様子を、3回にわたってお届けいたします。 哲学者の檜垣立哉さんと、大学卒業後に10年間屠畜場で働いていた作家・佐川光晴さんが、「食べる」ことについて語り合いました。 大きな声では語れない「生き物を殺して食べる」ことに、真正面から迫ります。
作家 1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。 出版社勤務ののち、1990年から2001年まで大宮の屠畜場で働く。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞受賞。2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。他の著書に『あたらしい家族』『銀色の翼』『牛を屠る』『大きくなる日』など。芥川賞に5回ノミネート。小学校教員の妻と二人の息子との四人家族。主夫として家事を引き受けながら執筆に励む。
哲学者(大阪大学教授) 1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。 フランスの現代思想を縦横無尽に駆使し生命論に挑む哲学者であるが思想にはいった入り口は吉本隆明。 また九鬼周造、西田幾多郎、和辻哲郎など日本哲学にも造詣が深く、20世紀初期の思想の横断性を突き詰めたいとおもっている。著書に、『瞬間と永遠 ジル・ドゥルーズの時間論』『賭博/偶然の哲学』『子供の哲学』『ドゥルーズ入門』など。死ぬ前に1つだけ食べるなら、讃岐うどん。 趣味(というか一面の本業)は競馬です。
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