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イベントレポート「小山内園子×中野円佳『働きたいのに働けない私たち』刊行記念トーク」を公開します!

働く意志も能力もあるのに、機会も環境も与えられない女性たち。出産・育児がキャリアの障害になる社会で、女性たちは母になることを果敢に放棄する――韓国の女性たちが労働市場から疎外される理由を解き明かす、チェ・ソンウン著『働きたいのに働けない私たち』の刊行を記念し、翻訳者の小山内園子さんと解説者の中野円佳さんが対談しました。韓国フェミニズムの本を多く訳されてきた小山内さんと、日本の女性労働について研究・発信されてきた中野さん。日韓に共通する問題は何か、日本の女性はどのように働いているのか、日韓の違いは何か、そして機会の平等性はどのように実現できるのか。前編・後編に分けてレポートします。

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著者略歴

  1. 小山内 園子

    韓日翻訳家、社会福祉士。NHK報道局ディレクターを経て、延世大学校などで韓国語を学ぶ。訳書にク・ビョンモ『破果』『破砕』(岩波書店)、チョ・ナムジュ『耳をすませば』(筑摩書房)、『私たちが記したもの』(すんみとの共訳、筑摩書房)、カン・ファギル『大仏ホテルの幽霊』(白水社)、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』『失われた賃金を求めて』(すんみとの共訳、タバブックス)など、著書に『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』(NHK 出版)がある。

  2. 中野 円佳

    東京大学多様性包摂共創センターDEI共創推進戦略室副室長/准教授。東京大学教育学部卒業後、日本経済新聞社の記者を経て、フリージャーナリストに。2025年、博士号(教育)取得。著書に、『「育休世代」のジレンマ』(光文社新書)、『上司の「いじり」が許せない』(講談社現代新書)、『なぜ共働きも専業もしんどいのか』(PHP新書)、『教育大国シンガポール』(光文社新書)など。キッズライン報道でPEPジャーナリズム大賞2021特別賞、第2回調査報道大賞デジタル部門優秀賞を受賞。

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