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イベントレポート「相田豊×石井美保『愛と孤独のフォルクローレ』刊行記念スペシャル対談」を公開します!

南米ボリビアで「新しい音楽」として興隆したフォルクローレ。
本書は、このフォルクローレの魅力に取りつかれた相田豊さんが、3年半のボリビア滞在を経て、「孤独」というテーマにたどり着くまでの過程と思考をまとめたものです。
 
刊行を記念し、著者の相田さんと文化人類学者の石井美保さんによる対談イベントを開催しました(2025年3月28日@誠光社)。
つながりの裏にある複層的な孤独、アネクドタ(噂話、小話)を通じた関係性など、本書の論点を深める充実の対談、前編・後編に分けてレポートします。
 
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著者略歴

  1. 相田 豊

    1990年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は文化人類学、ラテンアメリカ地域研究。現在、上智大学基盤教育センター特任助教。
    主な論文に、「反抗、世代、強度──ボリビア・フォルクローレ音楽家の孤独とつながり」(『文化人類学』87巻3号、2022年)、「「孤独」から立ち上がる世界──存在論的個体発生論から見るボリビア・フォルクローレ音楽家の生」(『社会人類学年報』47号、2021年)など。
    ライフワークとしてボリビア音楽の演奏活動も行っている。ボリビアでのフィールドワーク中には、フェルナンド・ヒメネス氏にサンポーニャを師事。ボリビアの最大手レーベル、ディスコランディア社より自身のCDを発売するなど、ボリビア各地でフォルクローレ音楽の演奏経験を積む。また、在来音楽の分野でも、2017年にはボリビア大統領への表敬演奏を行ったほか、2019年には自身の主宰するボリビア在来音楽の保全・演奏団体「プロジェクト・タンタチャウィ」の活動に対して、ボリビア下院議員連盟よりチチカカ栄誉賞を授与されている。

  2. 石井 美保

    文化人類学者。これまでタンザニア、ガーナ、インドで精霊祭祀や環境運動についての調査を行ってきた。2020年の夏、アジア・太平洋戦争で戦死した大叔父の遺した手紙を手にしたことから、戦争と家族史について調べ始める。主な著書に『環世界の人類学』(京都大学学術出版会)、『遠い声をさがして』(岩波書店)、『めぐりながれるものの人類学』、『たまふりの人類学』(ともに青土社)、『裏庭のまぼろし』(亜紀書房)などがある。現在、京都大学人文科学研究所教授。

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