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植民地主義の暴力に抗うために 『食権力の現代史』(人文書院)&『奴隷・骨・ブロンズ』(世界思想社)クロストーク

ナチスからイスラエルまで続く意図的な飢餓という暴力の歴史をたどる『食権力の歴史』(人文書院)、突然よみがえる過去から奴隷制と植民地支配の暴力を掘り起こす『奴隷・骨・ブロンズ』(世界思想社)。2冊の本は、今なお続く植民地主義と不均衡な富・食・知・権利の配分を私たちに問いかけます。私たちはその暴力の構造と無関係ではいられません。なぜ過去は終わらないのか? いかに脱植民地化できるのか? 

食と農の歴史が専門の藤原辰史さんと、イギリス近現代史が専門の井野瀬久美惠さんによるトークイベントが、2026年3月11日に開催されました。その内容を3回に分けてレポートします。

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著者略歴

  1. 藤原 辰史

    1976年北海道生まれ。京都大学人文科学研究所教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。博士(人間・環境学)。専門は農と食の現代史。主な著書に『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005年/日本ドイツ学会奨励賞)、『カブラの冬』人文書院、2011年)、『ナチスのキッチン』(水声社、2012年/河隼雄学芸賞)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館、2012年)、『食べること考えること』(共和国、2014年)、『トラクターの世界史』(中公新書、2017年)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書、2017年)、『給食の歴史』(岩波新書、2018年/辻静雄食文化賞)、『食べるとはどういうことか』(農山漁村文化協会、2019年)、『分解の哲学』(青土社、2019年/サントリー学芸賞)、『縁食論』(ミシマ社、2020年)、『農の原理の史的研究』(創元社、2021年)、『歴史の屑拾い』(講談社、2022年)、『植物考』(生きのびるブックス、2022年)、『これからの日本で生きる経験』(SURE、2023年)、『生類の思想』(かたばみ書房、2025年)など。

  2. 井野瀬 久美惠

    1958年愛知県生まれ。人間文化研究機構監事/甲南大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科西洋史学専攻単位取得退学。博士(文学)。第23期(2014-2017)日本学術会議副会長。大英帝国を中心に、(日本を含む)「帝国だった過去」とわれわれが生きる今という時空間との関係を多方向かつ多層的に問う研究を続けている。主な著書に『大英帝国はミュージック・ホールから』(朝日新聞社、1990年)、『子どもたちの大英帝国』(中公新書、1992年)、『受験世界史の忘れもの』(PHP文庫、1994年)、『意外な世界史』(PHP研究所、1996年)、『女たちの大英帝国』(講談社現代新書、1998年)、『黒人王、白人王に謁見す』(山川出版社、2002年)、『植民地経験のゆくえ』(人文書院、2004年/女性史青山なを賞)、『大英帝国という経験』(講談社、2007年)、『「近代」とは何か』(かもがわ出版、2023年)、『イギリス文化史』(編著、昭和堂、2010年)、『アフリカと帝国』(共編著、晃洋書房、2011年)、『「世界」をどう問うか?』(共編著、〈ひと〉から問うジェンダーの世界史 第3巻、大阪大学出版会、2024年)など。

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