世界思想社のwebマガジン
「子育ては楽しい」「子どもはかわいい」という暗黙の前提が、おかあさんのこころを縛りつけていませんか? 子どもが心身健やかに育つためには、育てる側のこころが豊かでしなやかでなければなりません。「お母さんとはこうあるべき」という思い込みを一つ一つほぐしながら、来るべき別れを見据えた母と子の関係のあり方を考えます。
甲南大学文学部教授、学生相談室専任カウンセラー。専門は臨床心理学。乳幼児期から青年期の親子関係の研究や、子育て支援の研究を行う。著書に『臨床心理士の子育て相談』(人文書院、2010年)、『自我体験とは何か』(創元社、2020年)、編著に『子別れのための子育て』(平凡社、2012年)、『学生相談と発達障害』(学苑社、2012年)、『働くママと子どもの〈ほどよい距離〉のとり方』(柘植書房新社、2016年)などがある。
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